事業承継


事業承継に関するさまざまな事例をご紹介します。

支援事例5 先代から2人の息子への事業承継

【事業譲渡による円滑な分社化】

担当コーディネーター:井上 学コーディネーター

 

こちらの支援事例は令和2年度よろず支援拠点 成果事例にも掲載されています。

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支援事例4 事業引継ぎによる創業支援


「事業引継ぎによる創業支援事例」

担当コーディネーター:豊増さくら

相談者:ナチュラルLife まほろば様(多治見市)

 

ナチュラルLife まほろば様は多治見市のながせ商店街にある、オーガニック食品を中心とした小売店です。

現店主の社本さんは、もともとこの店のお客さんでした。

「前経営者が家庭の事情でお店を閉めるので「後をやってみないか」というお話を頂き、迷いましたが自分も必要としている健康に関わるものを取り扱いたい、それと共に居心地の良い場所を作りたいという気持ちが大きく、受け継ぐことを決意しました。」と社本さん。 

しかし、社本さんは経営は初めてで、また多治見市外の住人であったため、まずは多治見市役所に相談に訪れました。そこで多治見市産業文化センター施設内に起業支援センター、商工会議所があり、また毎週金曜日はよろず支援拠点の出張相談が開催されていることを聞き、相談に来られました。

その後、起業支援センターのマネージャーと共に事業引継ぎの際の注意点、取り交わすべき書面や、引き継ぎ後の再オープンの際の周知活動のアドバイス、商工会議所の経営支援員から日々の記帳指導やGoogle my businessの活用アドバイスなどを得て、こつことと事業を形にされています。

(経営支援員の支援によるHPもできました) 

(我々のイチオシは国産しょうがのジンジャーエール≪ショウガ感満点!でクセになります≫お近くを通った際はぜひどうぞ!)

 

「知り合いもいない土地で初めての経営だったので身近に相談できる方がいて本当に心強いです」とおっしゃる社本さん。 

「自分や家族の病気で本当に食べ物って大事だなって思ったのです。」

そんな思いから無農薬の野菜を栽培する農家さんと店頭でマルシェを行ったり、金属アレルギーのある方に肌に優しいアクセサリーを探してきたりとオープン後も日々お客様のために努力を続けられています。

 

岐阜県よろず支援拠点では地域の商工会議所や商工会、金融機関などと連携し、専門的な支援から伴走支援まで幅広い支援を行っています。 

どうぞお気軽にご相談ください。

 


支援事例3 後継者不在の中での事業存続と廃業


「後継者不在の中での事業存続と廃業」
担当コーディネーター:東野 礼

 『岐阜よろず支援拠点では、事業者様のどんな相談でも対応します!』といった信念を体現した事例を紹介します。

 先日、ある女性と男性が、切羽詰まった表情で窓口相談にいらっしゃいました。話を詳しく聞いてみると、代表取締役が急病で入院してしまい、意思疎通もままならなくなってしまったため、今後の経営をどうしたらよいかという相談でした。

女性はその会社の従業員代表、男性は株主代表であるということでした。

窓口にて一通り話をお聞きした後、改めて今後のことを検討したところ、株主である男性は廃業もやむなしとお考えのようで、従業員代表もそのようにするしかないとのことでした。

 次の日に、「よろず支援拠点では弁護士資格を有したコーディネーターも在籍していることから、何かありましたらお気軽に。」といった趣旨をお伝えするとともに落ち着きましたか?という状況確認のお電話を差し上げたところ、昨日窓口にいらっしゃった女性が対応していただきました。

そこで、女性から「昨日は廃業を考えているとお伝えしましたが、従業員もやる気になっているし、私も会社を閉めるのは忍びない。もし存続する可能性があれば…。」という言葉がでました。女性はかなり憔悴しきっている様子でしたので、元気づけるといった意味でも、前向きな支援、提案が必要であると強く感じるとともに、落ち着いてじっくり検討してください、と助言することも大切な支援であると感じました。

 そこで、エリアマネージャーと相談し、窓口相談の際にいただいていた決算書を分析、

①1億円ほどの売上もあり、②利益も毎年出ていること、従業員数が20人ほどいること、③地域の名産を製造していることから、存続の方向性として、M&Aの選択も視野に入れ、早速ミラサポを活用し、派遣依頼を行うとともに、相談者に連絡をとり、相談のための日程調整を行いました。

 結果としては、廃業という選択をされたのですが、「ずいぶんと落ち着いて検討することができ、何より自分では無理かなと思っていた事業存続に関してここまで一生懸命に動いていただいたことに大変感謝しております。」とのお言葉をいただくことができました。

 このように、よろず支援拠点ではどんな相談でも受け付け、相談者の想いを大切にして結果を出せるべく日夜奮闘しております。どんな些細な相談でも結構ですので、お気軽にご相談ください!


支援事例2 事業承継の重要性と支援内容


今回は「事業承継」の重要性と支援内容について取り上げます。
担当コーディネーター:井上 学

1. 事業承継の重要性
 中小企業経営者の年齢が高齢化しており、このまま事業承継が進まないと廃業数が増加し日本経済を支える中小企業数は激減します。特に問題となっているのが、黒字経営をしているにも関わらず子供や従業員が事業を引き継がないという理由で廃業をされる経営者が多いという実態があります。...
 事業承継には
  ①親族内承継、
  ②従業員承継、
  ③合併等があります。
また、どうしても廃業せざるを得ない場合もあり円滑な廃業をすることも選択肢の一部ですが、会社の磨き上げをはかり会社を黒字化し次の世代に引き継いでいくことが事業者数を減少させないためには必要です。

2.事業承継の支援の内容
事業承継支援のプロセス
 ①企業の経営者に対するヒアリングを通じて、会社・経営者個人の状況把握、
 ②経営改善(会社の磨き上げ)事項の把握、
 ③事業承継計画の作成
 ④事業承継計画の実施、
この全過程において、岐阜県よろず支援拠点コーディネーターの総力をもってご支援いたします。岐阜県よろず支援拠点をどうぞご活用ください。

支援事例1 事業承継(垂直統合)


【従業員、創業者の雇用が守られた円満な垂直統合】

担当コーディネーター:松岡 隆コーディネーター

 

 

こちらの支援事例は平成29年度 成果事例としてPDFでご覧いただけます。

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